徳島の工務店「エソラハウス」のスタッフブログのページです。

お疲れ様です。
今年もあっという間に5月になりましたが、これは桜の咲き始めた頃のこと。
山間のキャンプの夜はけっこ冷えました。
昼は釣り、夜はテントで酒池肉林！そんなキャンプに欠かせないのは酒！いえいえ💦
それも大事ですが、やはり゛火｀ではないでしょうか。
この前、建築いただいたエソラハウスにも薪ストーブを搭載しました。
（愛犬ももちゃんが横で寝ていました）

キャンプに美味しい料理は欠かせませんが、その調理を可能にするのが゛火｀です。
太古の昔から私たちの生活に取り入れた最初のエネルギーではないでしょうか。
猛獣から守ってくれたり、寒さをしのいだり、食べ物を焼いたり煮たり。
どこかで火祭もあるし、東大寺二月堂なんか火の粉を浴びて無病息災です。
しかし時には火災や兵器となって多くの人を焼き殺し、森を焼き、動物の住処を奪います。

奈良の纏向遺跡からは火と水を使った儀式跡、祭事跡が発見されています。
大昔から神秘の物として崇められていたのでしょう。
現代では自動車や火力発電所でも一次エネルギーを火に変換した力を利用していますね。
使い方ひとつで災いにもなり、力にもなるのが゛火｀です。

では゛火｀とは一体何でしょう。調べると『水素や炭素が酸化した際に放つ熱エネルギー』と
あります。
これが゛火｀の正体だ！といわれても分かりにくいですが、
水素や炭素や酸素を含む物質が発火点に達すると自ら燃焼をはじめる（火になる）らしい。

そんな能書きをいってるうちに薪ストーブの窓は赤く燃焼点。
ぽかぽかテントの中はランタンで琥珀色になり、
琥珀のウイスキーを含むとたちまち血管が溶けていく。
スモーキーはストーブの煙かこのウイスキーか？
キチン、チンと鳴いて薪を急かすのも心地よい。
パキパキと薪のはぜる音に時々我に返りながら、マグアップの縁で泳ぐ。
遠くに聞こえる友の声に空へんじしながら、薪ストーブの夜はふけてゆく。
そう！
もうひとつの絶大なる゛火｀の効果、
癒しです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
まさみ