2019.03.16
変わらないもの
家の近所を自転車散歩した時の一コマ。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、南佐古六番町にある
「徳島市水道局 佐古配水ポンプ場」です。
大正15年に建てられた煉瓦造の建物で
国の登録有形文化財に登録されています。
また毎日新聞社の「ヘリテージング100選」、
厚生労働省の「近代水道百選」にも選ばれているそうです。
今年で築96年…
戦争を経験し、移り行く時代の流れを見つめてきた建物。
当時と比べるとすっかり町の景観も変わっています。
そういった時代の流れがある中でも、存在感を保ちつつも
周囲の風景に溶け込んでいます。
少し前に建築家の先生のお話を聞く機会がありました。
その時に『風景をつくる責任を建築家は持っている』という言葉を聞き、
「こういう事か」と真っ先にこの建物が浮かんできました。
こちらは公共の建物になりますが、住宅でも同じ事が言えると思います。
長年住んでいくにはメンテナンス等必要になってきますが、
時が経っても変わらないもの…
そういったお家づくりをしていきたいです。
ウヤマ